株式会社重永建設

外断熱のこと

このページは過日、当社営業が異業種交流会で発表した原稿を転用したものです。 そのため文中に口語表現などが残っておりますことを予めご了承ください。

気密性にこだわる理由

私どもは、これまでにも外断熱で気密性の高い家、C値(気密)が5.0c㎡/1㎡以下という高気密・高断熱住宅を作ってきましたが、今回、もっと高断熱化、更に気密性を1.0c㎡/1㎡以下にした家の中の温度差の少ない家を作りました。
なぜ、そのような家づくりをするようになったかと言いますと、実は私どもの社長が平成17年2月に自宅の室内温度差によるヒートショックで倒れました。
今では回復していますが、その当時は3m歩いて転んだり、お箸が使えなかったので、食事は誰にも見られないように手掴みでしていたそうです。

自分の家族にこんなことが起きたら…収入は?介護は?
もう二度と家族と一緒に過ごすことが出来ないということになるかもしれません。

※C値とは

住宅の気密性を表す数値で、隙間面積を延べ床面積で割って出した数値。数値が小さいほど気密性が高いことをあらわします。
「相当隙間面積」とも言い、床面積1㎡当り5.0c㎡以下の住宅を「気密住宅」と呼びます。 また、次世代省エネルギー基準では、寒冷地である断熱地域区分のⅠ、Ⅱ地域では、C値2.0c㎡以下、その他の地域ではC値5.0c㎡以下となるように規定されています。

冬のことです。

  • ・入浴前に脱衣所で寒さのために服を脱ぐのをためらったことがある。
  • ・暖房していてもなかなか部屋が暖まらなく、いつまでも手足の先が冷たい

夏のことです。

  • ・1日中エアコンをつけっ放しで、電気代が食費より高い。
  • ・寝る前にセットしていたエアコンのタイマーが切れると同時に暑さで目が覚める。

などなど、家の中の温度差が原因で不自由な思いをされている方、
また、家族と一緒に健康で快適な生活をしたいと思っている方のために、
そして何より、家庭内での事故で自分のようになってほしくないという社長の願いが、
これまで以上に家の中の温度差を少なくして、1年中快適な住環境を作り出す家の出発点です。

熱の伝わり方

小学校の理科の授業のようになりますが、まず、熱はどういう伝わり方をするか、どういう性質があるか、ということからお話いたします。

熱の伝わり方は3つあります。

1つ目は『放射(輻射)』です。

太陽を例にとると、太陽光線に含まれる遠赤外線が人の熱を感じる部分(温点)を刺激するので熱を感じます。太陽の熱は空気を通じてあらゆる方向に伝わりますので、それが人でなく物だったら、その熱は接触した物に吸収されたり跳ね返されたりします。吸収されると、その物の温度は上がります 。

2つ目は『伝導』です。

これは、電気カーペットやコンロに置いた鍋など、発熱体に直接触ることで熱が伝わることです。物が固体や液体の時に起こります。

3つ目は『対流』です。

気体や液体が暖められると比重が軽くなって上昇し、自然に対流が起き、その動きで熱が伝わる現象です。熱の性質としては、温度の高いほうから低いほうへ向かって伝わるという性質を持っています。

木造在来工法での断熱方法は、大きく分けると2つになります。

『内断熱』または『充填断熱』
1つは、最も多く用いられているグラスウールやロックウールsotodan01など繊維系の断熱材による断熱方法。
『充填断熱』といわれる方法で、断熱材が柱や梁など建物構造体の間にあることから『内断熱』ともいわれています。この方法では、柱や梁に断熱材がありません。
木は熱伝導率が0.21と熱を伝えにくいのですが、夏は太陽に熱せられた外壁の輻射熱が断熱材の無い柱や梁に伝わり外より温度の低い室内へ、冬はその逆転現象が起こりますので、冷暖房効率が非常に悪くなる場合があります。

その熱は外壁の中も当然通りますので、壁の中で結露が発生しやすくなります。

sotodan02   sotodan03

夏、冬の結露発生の仕組みは図を参考にご覧いただきたいと思いますが、この時、壁の中で発生した結露を繊維系の断熱材は吸収してしまいます。それが繰り返されることで、壁の中での断熱材の蒸れ・腐れが発生し、断熱効果は当然無くなりますし、その断熱材が構造体自体を腐らせたり、また、断熱材に発生したカビの胞子が室内に入って、喘息などの病気の原因になる場合もあります。

sotodan04   sotodan05

『外断熱』
木造在来工法での断熱方法のもう1つは『外断熱』です。sotodan06
この方法はプラスチック系の板状断熱材で柱や梁など建物構造体全部を外側から覆ってしまう方法です。外側に断熱材がありますので、建物構造体が輻射熱にさらされることがありません

 

 

 

sotodan07 内断熱と外断熱の構造体と断熱材の位置関係を簡単に表すとこのようになります。

断熱材が構造体の外側にあって、建物が不要な熱や冷気の影響を受けないので、屋根を二重につくる屋根断熱にすると、小屋裏の有効利用も可能になります。

sotodan08 sotodan09

では、外断熱の断熱材は、どんなものが良いのでしょうか?

素材について

先ほどプラスチック系の板状断熱材というお話をしましたが、その素材によっては粒子が大きいため熱抵抗が少なく、十分な断熱性能を得られないものもあります。

sotodan10 sotodan11
粒子が大きいため熱抵抗が小さい 粒子が細かいため熱抵抗が大きい

私どもセレクトホームは、旭化成のネオマフォームを使っています。
この断熱材はフェノール樹脂を原料にしていますので粒子が細かく、熱伝導率が0.021(木の1/10)と大変熱を伝えにくく、薄くても断熱性能が高いという特徴があります。また、プラスチック系断熱材は3年後の劣化が大きいと言われていますが、ネオマフォームにはそれがありません。

燃焼実験でも、他のプラスチック系断熱材と違って炭化しますので、万が一、火災になっても有毒ガスで死亡する確率が極めて低いことが実証されています。

sotodan12

では、なぜ外断熱が良いのかということについてお話したいと思います。

外断熱工法

外断熱の場合は、板状の断熱材を外側から貼ってその間をテープで塞いでいきますので、隙間を簡単に無くすことができます。

sotodan14 sotodan15

隙間を無くすことで断熱を更に高め、家の中の温度を安定させることができます。


外断熱の場合、壁の中が空洞になっていて、また、断熱材自体が水分を通さないため、壁体内結露の発生が無く、構造体の長期安定や住む人の健康維持にも繋がります。

施工が容易、施工不良のおきにくい外断熱

施工ミスの起きにくい外断熱

外断熱に使用するプラスチック系断熱材は板状のため、施工が容易でsotodan14断熱・気密性能のバラつきがない家、つまり、室内の温度差の少ない家を作ることができます。

sotodan07 外断熱は、断熱材が柱の外にありますので壁の中は空洞になっています。
このため配線や配管による断熱・気密性能への影響がありません。
以上のことから、外断熱工法で冬暖かく夏涼しい生活ができるようになり、また家の中の温度差が少ないので、ヒートショックなどによる家庭内事故を防げるようになります。同時に、隙間が無く断熱性能が高いため、冷暖房効率が良くなりますので、光熱費の負担を減らすこともできます。
さて、ここまでは家の外の話しばかりでしたが、最後に内装についてもお話しておきたいと思います。

高気密の家だから、内装は人に優しい自然素材を使っています

合板のフローリングや建具、壁にはビニールクロス。
F☆☆☆☆というホルムアルデヒドの発散量が少ないといわれている建材を使っても「少ない」というだけで「全く発生しない」という訳ではありません。

24時間換気が付いているから大丈夫。
ホントにそう思いますか?

気密性の高い家になればなるほど、室内の空気環境が住む人への健康に与える影響が大きくなります。
私どもセレクトホームは、住む人への健康を第一に考え、床は杉無垢材を使い、玄関に一歩入ればほのかに木の香りが漂い、床に寝転んだ後には服に付いた木の香りが、癒しの効果を与えてくれます。

このようなことから誕生したセレクトホームの”外断熱の家”。
実は、これだけではありません。
今、お話差し上げたことにプラスアルファがあって、初めてセレクトホームの”外断熱の家”なんです。
これからの家づくりには、このプラスアルファの方がもっと重要なことかもしれません。

sotodan22 sotodan23
sotodan24 sotodan25

でも、ここから先は言えません。
社長に止められてますから^^。
ここから先をお知りになりたい方は、見学会でご質問ください。
あなたのご来場とご質問を心からお待ちしています。

見学会に行く

セレクトホームが採用している旭化成の「断熱のすすめ」ページはこちら→

セレクトホームが採用している旭化成の「断熱材紹介」ページはこちら→