断熱材のこと4

外断熱のこと





これは、内断熱工法の断面図です。繊維系の断熱材のため、○で囲まれた部分や配線・配管などによる隙間を無くすことは、かなり難しく手間がかかります。布団を2枚並べて、その間の隙間を完全になくすことを想像していただければ、より分かりやすいかもしれません。
外断熱の場合は、板状の断熱材を外側から貼ってその間をテープで塞いでいきますので、隙間を簡単に無くすことができます。


隙間を無くすことで断熱を更に高め、家の中の温度を安定させることができます。
次に、先ほどお話ししたことと重複しますが、外と中の温度差で出来る壁体内結露が防止できるということが挙げられます。


内断熱で壁体内結露が発生すると、繊維系の断熱材は水分を吐き出すことはありません。繰り返される結露が原因で断熱材の蒸れ・腐れが起き、断熱効果が無くなり住む人の健康への害を及ぼしたり、建物を腐食させたりします。また、カビが発生するような条件はシロアリにとっても大変生息しやすい環境になっていますので、シロアリ被害にあうかもしれません。

壁内の結露被害の例
壁内の結露被害の例
湿気によるシロアリ被害(玄関)
湿気によるシロアリ被害(玄関)

外断熱の場合、壁の中が空洞になっていて、また、断熱材自体が水分を通さないため、壁体内結露の発生が無く、構造体の長期安定や住む人の健康維持にも繋がります。

施工が容易だという点も外断熱の利点の1つです。



内断熱に使用する繊維系断熱材は、図の一番上のように柱と柱の間にピンと張って、断熱材が内壁の裏側にくっつくようにしてないと断熱効果が100%ではありませんので、同じ断熱方法と断熱材でも家によって断熱・気密効果が全く違うということが起こるかもしれません。
例えば、職人さんが「面倒だから」とか「ちょっと短いけど、まぁいいか」と思って適当に施工されると、ひどい場合は断熱効果が1/2になってしまいます。つまりは、職人さんの気分次第で家の断熱・気密効果が左右されるということです。このように、内断熱で気密施工は大変難しく、施工不良になりやすいといえるでしょう。


このページは過日、当社営業が異業種交流会で発表した原稿を転用したものです。 そのため文中に口語表現などが残っておりますことを予めご了承ください。

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